人工透析
人工透析とは、腎臓の働きが大きく低下し、体の中の老廃物や余分な水分を十分に排出できなくなった場合に行う治療です。
健康な腎臓は、血液をろ過して尿をつくり、体内の水分量や電解質のバランスを整えています。しかし、慢性腎臓病が進行して末期腎不全になると、その働きが不十分になります。
そのまま放置しておくと、老廃物や水分が体にたまり、むくみ・息切れ・倦怠感などの症状が現れ、命に関わることもあります。人工透析は腎臓の代わりに血液をきれいにし、体の状態を安定させるための大切な治療です。
血液透析は一般的に週3回、1回あたり4時間程度行います。継続的な通院は必要ですが、治療を続けることで体調を整え、日常生活を維持することができます。
フットケア
当院では、足のトラブルに幅広く対応するフットケアを行っています。
透析患者さんは、下肢動脈の動脈硬化による血流障害を起こしやすく、足の傷が治りにくいことが特徴です。また、糖尿病を合併すると、神経障害や血流障害の影響により足のトラブルがさらに起こりやすくなります。
これらの足のトラブルを予防するために行うケアが、フットケアです。
エコーガイド下穿刺
当院では、透析治療におけるシャント穿刺をより安全かつ確実に行うため、必要に応じてエコー(超音波診断装置)を用いた「エコーガイド下穿刺」に対応しています。
透析治療では、腕に作成された内シャントや人工血管に針を刺し、血液を体外へ循環させる必要があります。しかし、血管の深さや太さ、走行には個人差があり、血管が細い・深い・蛇行している場合や、長期間の透析によって血管の形態が変化している場合など、穿刺が難しくなることがあります。
内科・予防接種
予防接種は、感染症の発症や重症化を予防するための有効な手段です。
ワクチンを接種することで、インフルエンザや肺炎、新型コロナウイルス感染症などの感染症にかかりにくくなるだけでなく、発症した場合でも重症化を防ぐ効果が期待されます。
特に、透析患者さんは慢性腎臓病による免疫機能の低下などにより、感染症にかかりやすく、重症化しやすいことが知られています。そのため、各種感染症ワクチンの予防接種が推奨されています。